原因不明の頭痛

肩を脱臼し2カ月後、頭痛で学校を休んでいるお子さんが来院されました

原因不明の頭痛に悩む女子中学生

中学3年の女子、運動会の練習で大ムカデ中、将棋倒しになって右の肩を脱臼しました。
それからしばらくは特に痛みも無く学校にも行き運動もしていました。

2カ月ほど経ったある日、朝起きると突然強い頭痛が起きました。

市販の鎮痛剤を飲みましたが、お昼になっても一向に改善しないので肩の治療をした病院に行きました。 首と肩のレントゲン写真を撮って診断しましたが、特に異常はないと先生に言われ、少し強めの鎮痛剤を飲むように言われました。

帰宅後、薬を飲みしばらく安静にして横になっているといくらか痛みが楽になるのですが、起き上ると痛みが強くなります。 3日ほどこの状態が続いたため、再度病院に行き、頭部のMRI検査をするが、特に以上がありませんでした。

次の日、当院に通院されている母親から相談を受け、脱臼や外傷後の頭痛が関節のずれから起きることもあると説明。 当日、来院。やはり右肩の脱臼時に鎖骨もずれてしまったようです。鎖骨のずれを整復してあげると頭痛が和らいだと言っていました。少し残った痛みも全身を調整することでほとんど無くなりました。

2日後、再度施術を受けに来院。
この時久しぶりに良く寝られて、次の日に学校も行かれたと喜んでいました。

2回目の施術で頭痛の再発は無いと1か月後に来院されたお母さんが教えてくれました。

MRIでもわからなかった頭痛の原因とは?

頭痛には、様々の原因そしてそれによる病名があります。

そしてそれらにも関係しない場合「原因不明の頭痛」と診断され日常の生活にも影響が出てつらい思いをされている患者様が多く、この度のように紹介されて来院してきます。

頭痛の原因を首や脳の血管に目を向けて調べるのが通常ですが、首の前や指先から肩を原因と見ることが無いのが現状です。 特に肩、肘、手首、指の関節にずれがあることで様々な身体の不調が起きています。関節が正しい位置で動いていない状態でも曲げ伸ばしなどの動きは出来てしまうため、分からないのです。

中学生や小学生くらいの若年者ほど見逃されて、仮病扱いされる場合があります。 子どもの成長痛も痛みがある時と無い時があり、同様に仮病扱いされますが痛いのでしばらく痛む動作のスポーツを休んで安静にしていると痛みが和らぎます。 ただ再度スポーツをするとやはり痛くなります。

様々な原因で引き起こされる頭痛

頭痛も寝ていると少し楽になりますが、起き上るとまた痛みが強くなります。
特に現代の子供は、睡眠時間が短い、寝るのが遅い等、身体を回復する時間がほとんど足りていません。 通常、これらの身体のずれは、寝がえりをするときなどに自然に戻るようになっています。いわゆる自然治癒力の一つです。

ただこの自然治癒力は、睡眠中に身体に老廃物が溜まっているとうまく働けないため回復できないのです。
あなたの子供さんも同様に「原因不明の頭痛」などの痛みに悩んでいたらぜひ一度聖和整骨院の「整復治療」を受けられる事をオススメします。