手の痛み・指の変形「へパーデン結節」でお悩みの方へ

Fotolia_116517821_M.jpg割合として女性に多い「へバーデン結節」。

これは関節が変形する症状の一つで指の変形性関節炎のことをいいます。
 

へバーデン結節の原因

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原因は、まずはホルモンバランスが出産や生理不順、更年期、ストレスなどの影響からくずれ、特にエストロゲンが働かなくなることが一つの原因です。
 
エストロゲンは、身体の腱(けん)や滑膜(かつまく:関節を包む膜)の炎症からなる腫れ(はれ)を取る抗浮腫作用(こうふしゅさよう)があります。
 
生理前に身体がむくむのもエストロゲンが減るため、閉経して急にエストロゲンが出なくなることで、腱や関節に炎症が起こりやすくなります。腱鞘炎や膝の関節炎、股関節炎が女性に多いのはこの為です。
 
そしてこの状態の身体に育児やスポーツ、仕事などで手を多く使う事で更に強い痛みや炎症、更には関節の変形を起こしてしまいます。
 
また、女性ホルモンが減ると骨にカルシウムが不足してしまうことと破骨細胞(破骨細胞)の働きが強くなり骨を吸収して骨にくぼみをつくります。これをハウシップ窩(はうしっぷか)といいます。窩とは穴と言う意味です。

エストロゲンが正常に働いているとこの穴をふさぐ骨芽細胞(こつがさいぼう)をつくり骨を正常に保ちます。
 
ご存知の通り骨にカルシウムを吸収するには、ビタミンDが必要になりますが、食事で摂取できるのは、必要の3割で、残りの7割は紫外線を身体に浴びる事で作ります。この時、紫外線は、ビタミンDを作る際にコレステロールを分解して作っています。

女性が産後や更年期が近くなる40代頃からコレステロールが高くなるのはこの為です。昔から「日向ぼっこ」を行う習慣は、大変理にかなった健康法なのです。
 

へパーデン結節の症状

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指の変形性関節炎には、第一関節が変形する「へバーデン結節」、第二関節が変形する「ブシャール結節」、親指が変形する「拇指CM関節症」があります。
 
指の変形性関節炎になっている方の悩みは以下のように様々あります。
  • 指の痛みで洗濯ばさみがはさめない、雑巾をしぼれない
  • 長い時間パソコンの文字を打つことがつらい
  • ペットおボトルのふたや瓶のふたが開けられない
  • 包丁をしっかり握れない、かたいものが切れない
  • ゴルフやテニスの後に冷やさないとずきずきして寝むれない
  • 軽くコツンとぶつけるだけで涙が出るほど痛い
  • 朝、しばらく手が顔も洗えない
あなたはどのような症状が当てはまりますか?
 
手が思うように使えないストレスで、家事や育児、仕事をする気が起きなくなってしまうような方がたくさん来院されます。
 
病院や整形外科に行くと「老化のせいなので治らない」「手術しないと良くならない」と言われ、あきらめている方が本当に多いです。
 
 

へパーデン結節の治療法

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また治療法としては、ステロイド注射、湿布、テーピング、サポーターや電気治療、マッサージが多いようですが、良くならない場合がほとんどのようです。
 
実際には、関節に炎症を起こして変形したと言われますが、炎症を起こしている原因を取り除けば、どんなに使っても炎症は起きず、変形も治ります。
 
またご自分でする治療法で温めた方が良いか冷やした方がいいかと聞かれる事がよくあります。通常の日常生活程度の使い方の場合は、温めて(たとえば入浴)あげると楽になります。

スポーツなどやや激しく使った場合は、冷やしたことで痛みは和らぎます。ただしその後は、同じように温めてあげるとさらに楽になります。
 
指が曲がって動かない位の状態の指の中を開けて見ると、痛めた腱やじん帯などの組織が骨に癒着しています。この癒着を手技で少しずつはがしていくと変形は無くなって正常に動かしても痛くなくなります。
 
手の関節の変形は、月1回の治療と毎日のセルフケアで必ず良くなりますのでいつまでもキレイな手でおしゃれをしたい方は是非ご体験下さい。
 
またこの手が使えないことで腰痛や肩こりをひどくなる原因でもあるので、早めの治療をオススメします。
 
HPの下にお得な体験コースをご用意しています。ぜひ一度治療を受けてみて下さい。ご連絡お待ちしております。